これまでに発表された全アルバムのうち、現時点で世界的に最も評価されている名盤とは? 海外サイト*で音楽誌やリスナーにより名盤として挙げられたポイントが最も高かったジャズのアルバムの上位 10 作品をご紹介します。ジャズ(Jazz)の分野は 1960 年前後の作品の評価が高く、やはりマイルス・デイビス一派が多くを占めています。
1位:『Kind of Blue(カインド・オブ・ブルー)』Miles Davis(マイルス・デイビス)
1959年発表。言わずと知れたジャズの名盤であり、モード・ジャズを代表する作品。全年代・全ジャンルの名盤ランキングでも36位にランクインしています。
2位:『A Love Supreme(至上の愛)』John Coltrane(ジョン・コルトレーン)
1965年発表。フリー・ジャズに傾倒する前に発表された、4部構成による組曲のアルバム。全ジャンルでは95位にランクインしています。
3位:『Bitches Brew(ビッチェズ・ブリュー)』Miles Davis(マイルス・デイビス)
1970年発表。前作(4 位)に続いて「フュージョン」というジャンルを確立した名盤。全ジャンルでは204位にランクインしています。
4位:『In A Silent Way(イン・ア・サイレント・ウェイ)』Miles Davis(マイルス・デイビス)
1969年発表。ジャズにエレクトリック楽器を導入し、フュージョンの先駆けとなった作品。全ジャンルでは304位にランクインしています。
5位:『Time Out(タイム・アウト)』The Dave Brubeck Quartet(ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット)
1959年発表。名曲「テイク・ファイブ」が収録されている、ウエストコースト・ジャズの名盤。全ジャンルでは363位にランクインしています。
6位:『Blue Train(ブルー・トレイン)』John Coltrane(ジョン・コルトレーン)
1957年発表。TOP 10 の中では一番古いアルバムであり、コルトレーンの初期を代表する名盤。全ジャンルでは439位にランクインしています。
7位:『Sketches Of Spain(スケッチ・オブ・スペイン)』Miles Davis(マイルス・デイビス)
1960年発表。タイトルの通り、スペイン音楽の要素を取り入れた作品です。全ジャンルでは497位にランクインしています。
8位:『Getz/Gilberto(ゲッツ/ジルベルト)』Stan Getz & Joao Gilberto(スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト)
1964年発表。サックス奏者とボサノヴァ歌手が共同で制作した作品。全ジャンルでは527位にランクインしています。
9位:『Head Hunters(ヘッド・ハンターズ)』Herbie Hancock(ハービー・ハンコック)
1973年発表。TOP 10 の中では最も新しい作品で、ハービーのエレクトリック・ジャズ期を代表するアルバムです。全ジャンルでは557位にランクインしています。
10位:『Giant Steps(ジャイアント・ステップス)』John Coltrane(ジョン・コルトレーン)
1960年発表。『カインド・オブ・ブルー』と同時期に制作された、コルトレーン中期を代表する作品。全ジャンルでは593位にランクインしています。
以上、いかがでしたでしょうか。「あの作品が入っていない」と思った方は、本家のサイト「Best Ever Albums」(英語)で確認してみてください。
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