これまでに発表された全アルバムのうち、現時点で世界的に最も評価されている名盤とは? 海外サイト*で音楽誌やリスナーにより名盤として挙げられたポイントが最も高かった 1990 年代のアルバムの上位 10 作品をご紹介します。
*Best Ever Albums
1位:『OK Computer(OK コンピューター)』Radiohead(レディオヘッド)
1997年発表。3作目にして、聴きやすさと完成度のバランスが取れた名盤。
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2位:『Nevermind(ネヴァーマインド)』Nirvana(ニルヴァーナ)
1991年発表。グランジ、オルタナティブ・ロックをメジャーにした名盤。
3位:『The Bends(ザ・ベンズ)』Radiohead(レディオヘッド)
1995年発表の2作目。『パブロ・ハニー』よりもずっと洗練され、3作目の『OK Computer』よりわかりやすい名盤だと思います。
4位:『In The Aeroplane Over The Sea(イン・ザ・エアロプレーン・オーバー・ザ・シー)』Neutral Milk Hotel(ニュートラル・ミルク・ホテル)
1998年発表。発表当時は話題にならず日本では知名度が低い作品ですが、アーケイド・ファイアやフランツ・フェルディナンドが影響を受けたインディー・ロックの名盤です。アコースティックなサウンドなのにサイケデリックで疾走感もある、情熱的な作品です。詳細は別の投稿「日本で過小評価されているにも程があるニュートラル・ミルク・ホテルの名盤」で取り上げています。
5位:『Loveless(ラヴレス)』My Bloody Valentine(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)
1991年発表。シューゲイザーというジャンルを代表する名盤。
6位:『Ten(テン)』Pearl Jam(パール・ジャム)
1991年発表。グランジを代表するアルバムの1つ。
7位:『(What’s The Story) Morning Glory?(モーニング・グローリー)』Oasis(オアシス)
1995年発表。2010年のブリットアワードで「過去30年間のベスト・アルバム」に選出されています。
8位:『Grace(グレイス)』Jeff Buckley(ジェフ・バックリィ)
1994年発表。「Hallelujah」は名カバーです。父のティム・バックリィ(別のページで特集しています)と共に歌唱力に秀でています。
9位:『In Utero(イン・ユーテロ)』Nirvana(ニルヴァーナ)
1993年発表。代表作の1st『Nevermind』よりも激しく、精神的に重い作品ですが、これも名盤です。
10位:『Automatic For The People(オートマチック・フォー・ザ・ピープル)』R.E.M.
1992年発表。カート・コバーンが最期に聴いていたアルバムとして有名で暗い印象がありますが、ポジティブなメッセージ性のある名盤です。