ピクシーズのアルバムの中で、名盤としてリストされたポイントに基づく客観的ランキングを紹介します(ランクの詳細)。
1987年に現れたピクシーズ(Pixies)はインディー色が強いため好き嫌いが別れるかもしれませんが、ニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」をはじめ、その後の音楽シーンに多大な影響を与えており、ベルベット・アンダーグラウンドのアルバムに似た存在感があります。
レディオヘッドのトム・ヨークはピクシーズが「私の人生を変えた」と語っているし、デヴィッド・ボウイや U2 のボノも絶賛しています。その他にも、ザ・ストロークス、ウィーザー、アーケイド・ファイア、日本ではナンバーガールなども影響を受けていると言われています。
3位:『Bossanova(ボサノバ)』
1990年発表の 3rdアルバム。良い作品ですが、それ以前の作品の強烈なインパクトと比べるとやや印象が薄れます。
2位:『Surfer Rosa(サーファー・ローザ)』
1988年にリリースされた最初のフル・アルバム。
その前年に発表された EP『Come On Pilgrim』と併せて『Surfer Rosa & Come On Pilgrim』として 1 枚のアルバムが販売されているため、そちらのほうがお買い得です。
ちなみに、EP『Come On Pilgrim』はこのランキングでは4位『Trompe le Monde』に次ぐ5位にランクインしています。
ピクシーズを代表する名曲「Where Is My Mind?」をはじめ、多数の名曲が収録されています。この曲は、ブラッド・ピット主演の映画『ファイト・クラブ』のエンディングでとても印象的に使われています(Amazon Prime Videoで観れます)。
1位:『Doolittle(ドリトル)』
1989年発表の2ndアルバム。アルバム全体として高く評価されていて、何十年も売れ続けているのも納得の、心を揺さぶる名盤です。
絶叫してるのにポップさも両立するというピクシーズの不思議な魅力が詰まった名曲「Debaser」で幕を開けます。
激しい曲だけでなく、「Here Comes Your Man」のような名曲も収録されています。