2020年代にリリースされた全アルバムのうち、現時点で世界的に最も評価されている名盤は何でしょうか?
海外サイトで音楽誌やリスナーにより名盤として挙げられたポイントが最も高かった 2020 年代(2020~2023現在)のアルバムの上位 10 作品をご紹介します(ランキングの詳細)。
このランキングは執筆時点(2023/4)であり、2020年代はまだまだ続くので、更新される可能性があります。
ちなみに 2010 年代のランキングはこちらです。
1位:『Ants From Up There』Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)
2022年発表。1stでUKで最も重要なバンドとして認識されるようになったブラック・カントリー・ニュー・ロードの 2nd アルバムが現時点でベストとして挙がっています。
1st より聞きやすく、名曲ばかりで、特にラストの 12分を超す名曲「Basketball Shoes」は感動的です。
なお、バンドのリードボーカルを務めていたアイザック・ウッドは今作のリリース直前にメンタルを理由にバンドを脱退しました。
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2位:『The New Abnormal(ザ・ニュー・アブノーマル)』The Strokes(ザ・ストロークス)
2020年発表。リック・ルービンがプロデュースした作品で、ストロークスの名盤リストに加わりました。
3位:『Fetch The Bolt Cutters(フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ)』Fiona Apple(フィオナ・アップル)
2020年発表。アメリカの女性シンガーソングライターの作品で、ピッチフォーク誌で10点満点が付くなど絶賛されています。
4位:『Punisher』Phoebe Bridgers(フィービー・ブリジャーズ)
2020年発表。グラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされたアメリカの女性シンガーソングライターの2作目です。
2019年に初めて日本を訪れた際に書いた曲「Kyoto」は2021年のグラミー賞でベスト・ロック・ソングなどにノミネートされています。
5位:『Sometimes I Might Be Introvert(サムタイムス・アイ・マイト・ビー・イントロバート)』Little Simz(リトル・シムズ)
2021年発表。ケンドリック・ラマーらが絶賛するイギリスの女性ラッパーの作品です。
6位:『For the first time(フォー・ザ・ファースト・タイム)』Black Country, New Road(ブラック・カントリー・ニュー・ロード)
2021年発表。熱狂的な人気を獲得している、イギリスの7人編成バンドのデビュー作です。
聴く人を選ぶかもしれませんが、エネルギッシュでオリジナリティ溢れる名盤です。
レディオヘッドのエドらに注目されています。
7位:『Dragon New Warm Mountain I Believe In You』Big Thief(ビッグ・シーフ)
2022年発表。女性ボーカルのインディー・フォーク・ロックバンドの作品です。グラミー賞のベスト・オルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門にノミネートされるなど、高い評価を受けています。
#17 の「Simulation Swarm」は名曲です。
8位:『Folklore(フォークロア)』Taylor Swift(テイラー・スウィフト)
2020年発表。コロナ禍で作成されたディープでパーソナルな作品です。
トラック2「cardigan」
9位:『Promises(プロミセス)』Floating Points, Pharoah Sanders & The London Symphony Orchestra(フローティング・ポインツ, ファラオ・サンダース & ロンドン交響楽団)
2021年発表。フローティング・ポインツの名で知られるサミュエル・シェパードが、ジャズサックス奏者のファラオ・サンダースとロンドン交響楽団とコラボした作品です。
電子音楽とスピリチュアル・ジャズとオーケストラの最高の組み合わせ。
10位:『Mr. Morale & The Big Steppers(ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ)』Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)
2022年発表。ヒップホップ界のみならず社会的にも注目されるケンドリック・ラマーの2枚組作品。Billboard 200 初登場 1 位を記録しています。
1曲目から聴かせます。