世界で評価される日本の名盤ランキングTOP13【邦楽の名盤アルバム】

海外で活躍している日本のアーティストというと、Perfume や BABYMETAL、YMO、坂本龍一や布袋寅泰などを連想するかもしれません。しかし、英語圏のユーザが作った名盤ランキングのポイントを集計している「Best Ever Albums」の評価は一味違います。
世界のコアな音楽ファンから本当に高く評価されている日本のアーティストの名盤はいったい、どのような顔ぶれになるのでしょうか。
トップ13をご紹介いたします。

(ちなみに日本人が選ぶ邦楽の名盤ランキング TOP10 もあります。)

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13位:山岡晃『Silent Hill 2 Soundtrack』

映画化もされた『サイレントヒル』シリーズのゲーム・ミュージックは世界的に高く評価されているようです。音楽的には、インダストリアル・ロック・バンドのナイン・インチ・ネイルズの影響を受けているそうです。確かに、「Promise」は名曲「Hurt」を連想させるところがあります。

12位:シートベルツ『COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1』

1998年に発表された、「カウボーイビバップ」のアニメ・サウンドトラックです。シートベルツは、このために菅野よう子を中心に結成されたブルース/ジャズ・バンドです。小栗旬がファンであることを公言しています。

11位:はっぴいえんど『風街ろまん』

1971年発表。日本のロックを代表するこのアルバムは、ソフィア・コッポラ監督の映画「ロスト・イン・トランスレーション」(2003年)で「風をあつめて」が採用されたことから世界的にも注目され、高い評価を得ています。それにしても、大瀧詠一、細野晴臣などものすごいメンバーです。完成度が高く、50年近く経った今聴いても新鮮に感じるほどカッコいい音が凝縮されているロック・アルバムだと思います。日本ではセルフタイトルのファースト・アルバム『はっぴいえんど』も同じくらい人気です。

10位:ボアダムス『Super Are』

1998年に発表された前衛的なロック・バンドであるボアダムスのアルバム。1986年に結成されたボアダムスは、Wikipedia も英語版の方が詳しいほど、日本と世界とで知名度に差があるバンドです。型にはまらないにも程があるぶっ飛んだアーティストである EYE(山塚アイ)を中心とするバンドで、日本のメジャー・シーンでは到底受け入れられないコアな音楽を制作しています。しかしながら、アメリカではニルヴァーナやソニック・ユースとともにツアーを行うほどの高い評価を得ています。アメリカの人気バンドであるフレーミング・リップスの名盤『Yoshimi Battles the Pink Robots』(オールタイム名盤ランキングで 86 位にランクインしています)と、同名のタイトル曲に含まれる「Yoshimi」はボアダムスの女性ドラマーのことであり、このことでも世界的注目を浴びることになりました。

このバンドの魅力については、次の記事が秀逸です。

A Guide To Boredoms  
ニューヨークで活躍するイギリス人ライターが紹介するBoredomsの魅力

9位:山下達郎『For You』

1982年に発表された作品。日本ではもちろん有名ですが、日本語で歌っていても世界的に評価されているとは凄いことです。

8位:Nujabes『Metaphorical Music』

2003年発表のファースト・アルバム。
Nujabes(ヌジャベス、瀬場 潤)は、Chillhop(ローファイ・ヒップホップ)というジャンルのゴッドファーザーと呼ばれている、日本の誇る世界的ヒップホップ・アーティストです。コムデギャルソンのパリのファッションショーでミュージック・ディレクターを務めたこともあり、世界的に高い評価を受けています。

7位:Cornelius『Fantasma』

1997年に発表された、コーネリアスこと小山田圭吾のアルバムです。小沢健二らと結成したフリッパーズ・ギターで人気を博した後にソロ活動を開始し、最近では教育テレビの番組「デザインあ」の音楽の担当も行っています。Beck や Blur、The Flaming Lips などの世界的人気アーティストとの活動や、オノ・ヨーコ、ショーン・レノンとのバンド活動(プラスティック・オノ・バンド)などで海外でも知名度があり、その独創的な音選びが高い人気を得ているようです。

6位:フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』

1997年に発表されたアルバム。ダブやドリーム・ポップなどのさまざまな音楽要素を取り入れた個性的なサウンドは「The Japan Times」誌で「日本のロックのランドマーク」として取り上げられたこともあり、世界中に熱狂的なファンを獲得しています。『空中キャンプ』から始まる世田谷三部作の3作目です。

5位:Nujabes『Modal Soul』

2005年発表のセカンド・アルバム。残念ながら 2010 年に 36 才という若さで交通事故により他界してしまいましたが、これほど洗練され落ち着いたヒップホップ・ミュージックを提供する日本人がいたとは驚きです。洋楽として紹介されても違和感はありませんが、どことなく日本らしさも感じられる気がします。

4位:Boris『Flood』

2000年発表。Boris(ボリス)は、多様な音楽を採り入れ、ヘヴィな音楽を追及しているロック・バンドです。アメリカのレーベルから作品をリリースし、海外でも積極的にツアーを行っているため世界的な高評価を得ているようです。インダストリアル・ロックの大御所ナイン・インチ・ネイルズの全米ツアーのサポートを行ったこともあるそう。Amazon.co.jp より Amazon.com の方がレビューも多数付いていることから日本より海外の方が注目されているようです。

3位:ボアダムス『Vision Creation Newsun』

10位で前出のボアダムスによる、1999年(米国では2000年)発表のアルバム。サイケデリックで前衛的な音楽ではありますが、ボアダムスにしては聴きやすい作品です。最初はピンと来ませんでしたが、大音量で音の洪水に飲み込まれるようにして聴くと何だか気持ちよくなってくる不思議な作品です。YouTUBE のコメント欄には、「one of the XXXXest experiences of my life」(人生で最もXXXな体験)というコメントが大量に付いています。光に包まれた宇宙のような、新たな境地が開けてくるような感覚がクセになります。

アメリカの音楽メディア「ピッチフォーク」は、2000 年代 (2000-2010)の TOP 200 アルバムをランク付けする特集において、この作品を 39 位に選出しています(参照)。

2位:フィッシュマンズ『98.12.28 男達の別れ』

1999年に発表された2枚組のライブ・アルバムです。中心となる佐藤伸治さんが死去する前の最後のライブが収録されています。とても繊細で引き込まれる音楽です。
日本の無名のバンドによる史上最高のライブ・アルバムとして海外の音楽コミュニティで高い注目を浴びています。CD は入手困難になっており、現在はストリーミングや DVD のほうが入手しやすくなっています。

1位:フィッシュマンズ『Long Season』

前出のフィッシュマンズによる、1996年発表の1曲しかないという前代未聞のアルバム。ポリドール・レコードから発売され、世田谷 3 部作の 2 作目として日本でもコアなファンに支持されています。日本では名曲「ナイトクルージング」を含むアルバム『空中キャンプ』の方が人気が高い(SNOOZER が選ぶ日本のロック/ポップアルバムで 3 位に挙げられています)ようですが、海外の反応としては本作が最も高く評価されています。
世界全ジャンル・全年代のオールタイム・ランキングでも327位につけており、じわじわと評価を上げ続けています。

関連 フィッシュマンズの世界的評価が信じられないほど高いワケ

以上、世界で名盤として評価の高い日本のアルバム・ランキングでした。

惜しくもランキング上位には入りませんでしたが、Yellow Magic Orchestra(YMO)、オノ・ヨーコ、坂本龍一、椎名林檎、久石譲、Mono、植松伸夫(ファイナルファンタジー)、Melt-Banana、青葉市子、Babymetal、宇多田ヒカル、細野晴臣、X Japan なども世界では高く評価されているようです。

日本での評価や知名度とは結構な差があります。日本人が選ぶ邦楽名盤については、以下の記事をご覧ください。

日本人が選ぶ邦楽の名盤ランキング TOP10

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